「第43回発明大賞 発明功労賞」に当財団が推薦しました「室 清文氏(スペクトラ・クエスト・ラボ株式会社 代表取締役)」が選出され、表彰式が行われました。
室 清文氏は、「低ノイズで連続波長掃引可能な波長可変半導体レーザー」を発明考案された功績により、受賞となりました。
*室氏の発明考案功績
回折格子から一次光を取り出すことができる「”転置”Littman配置」を採用し、出力や波長可変域の減少を起こさない高スペクトル純度の波長可変半導体レーザー。
従来の半導体レーザーにおけるレーザーチップからの自然放射光ノイズによる、レーザー光のスペクトル純度劣化を改善した。
さらに、レーザーチップの屈折率変化によるモード跳びを抑制する方式で連続波長掃引域を拡大し、高効率なファイバー結合を得ることで実用性を高めた。
分光計測の分野での応用が期待できる。
※スペクトラ・クエスト・ラボ株式会社を創業。
「発明大賞」とは・・
独創性に富む発明によって優秀な技術・製品を生み出した中堅・中小企業及び個人を表彰することで、功績を広く一般に紹介し、発明の推進を図ることを目的とし、公益財団法人日本発明振興協会が日刊工業新聞社と共催で毎年実施している制度。
平成30年3月12日(月)13時30分より、明治記念館において表彰式が行われました。


