「令和3年度千葉県科学技術功労者」に、当財団が推薦しました「能智博史氏 (システムエンジサービス株式会社 代表取締役社長)」が選出され、表彰式が行われました。
能智博史氏は、「安全性・処理性能に優れた画期的なVOC処理技術の開発」に長年携わり、シリカゲルを用いた吸着技術を開発したことにより、安全性が高い溶剤回収や省スペース化を実現した技術で大気汚染防止や省エネなど、わが国の産業発展に大きく貢献された功績により、表彰されました。
* 能智氏の功績
能智氏は、乾燥剤などに使用されるシリカゲルを用いてVOC※(揮発性有機化合物)の吸着技術を開発し、安全性、溶剤の回収率を高め、省スペース化を実現するとともにガス回収方法等を変更することで多種多様なVOCの回収を可能としました。
その技術を活用した装置は、石油精製、石油化学、薬品工場等の分野で採用され、大気汚染防止や、省エネ、コスト削減に貢献しています。
※「VOC」とは、ガソリンや塗料の臭いの元で、大気中で気体となる有害な物質のこと。
※ システムエンジサービス株式会社
「千葉県科学技術功労賞」とは・・
長年にわたり科学技術の振興に寄与し、科学技術の進歩、産業の発展、県民生活の向上等に顕著な功績を挙げた者を知事が表彰する制度。
令和3年4月16日(金)13時30分から、千葉県庁において表彰式が行われました。



