■ 元気企業

 株式会社モノベエンジニアリング

企業の概要

会社名

(屋号)
モノベエンジニアリング代表者代表取締役会長 物部 長順
所在地〒262-0042
千葉県千葉市花見川区花島町149
担当窓口代表取締役会長 物部 長順
電話043 - 257 - 2789Eメールinfo@monobe.co.jp
FAX043 - 257 - 6556URLhttp://www.monobe.co.jp/
業種製造業 /ばね式モノMAXフィルターろ過装置創業年

(西暦)
1968 
資本金4,500万円従業員数8名
自社PR独創的発想力を生かしたモノづくりで常に「オンリーワン」企業を目指します。
環境にやさしい新ろ過技術モノMAXフィルターで住み良い社会作りに貢献します。
技術特性バネ式「モノMAXフィルター」関係 特許5件、国土交通省新技術「NETIS」2件
巻きばねで作られた半永久寿命の精密ろ過フィルターで、高濁渡・高圧・高温・高濃度の様々な液体・気体の浄化に活用できる。
自主的逆流洗浄により無限の再生力を有し、メンテナンスや生産コストの大幅な削減を実現、作業環境の美化と保全に貢献
事業内容○環境関連事業【環境】・・・モノMAXフィルター
○医療関連事業【平和】・・・内視鏡等自在操作用高強靭超真直トルクワイヤー
○IT関連事業【光】・・・・光ファイバー接続用:金属光フェルール

企業の特色・PR

物部社長は1968年に「モノベ金属加工」を創業。以来培ってきた幅広い分野での精密加工技術と斬新なアイデアにより、常に新分野での物作りに挑戦 をしてきました。環境・光・医療の分野で独創的な技術力を生かし、住みよい社会づくりと、この技術の一分野において常にオンリーワンを目指しています。
当社の現在の主力製品は、「モノMAXフィルター」というステンレス製バネ(樹脂も有る)を使用したろ過装置です。その特徴は「逆洗浄」と呼ぶ詰まった不純物を 自立的に瞬時に洗い流す機構の考案により、メンテナンスの手間が他の競合装置と比べて極端に低いことであり、併せて高い性能と半永久的な寿命の点にあります。当社の製品は、国内大手化学工場、 食品工場、機械工場、またトンネル工事現場、温泉宿から老人ホームの上水場など、広範囲に利用されており、近年では国内だけでなくアジア地域の海外へも広がりを見せています。さらに今環境問題で注目の 「放射性物質の除染(一部で実用化)」や「船のバラスト水(九州大学と共同開発)」対策への活用に取り組んでいます。
こうした新発想力と技術力は、高く評価されており、当財団主催第1回『ベンチャー・カップCHIBA』グランプリ受賞をはじめ、(平成21年)「元気なモノ作り中小企業300社」経済産業大臣賞、(平成19年) 千葉ものづくり認定製品、(平成24年) 地方発明表彰・中小企業庁長官賞 (平成25年) 第18回千葉元気印企業大賞・千葉県知事大賞、第38回発明大賞「日本発明振興協会会長賞」、文部科学大臣表彰 科学技術賞 (平成26年) 全国発明表彰「日本商工会議所会頭発明賞」等々、数多くの受賞歴があります。
これら当社の長期に渡る取り組みが認められ、平成27年春の褒章では、物部社長が科学の部門で黄綬褒章を受章しました。

主要な製品サービスの紹介

○モノMAXフィルター(バネ式ろ過フィルター)
耐食ステンレス線で作られたバネフィルターです。
隣り合う線と線との間にミクロン単位の突起を作り(耐酸・耐塩用樹脂製モノMAXフィルターも有り)この隙間にバネ外周部よりろ過原液を送り込むと、原液内のSSによるブリッジ効果で作られるろ過膜により、内部からろ過された清澄液が得られる仕組みで各種の液体のろ過や気体の浄化に応用できます。

 1.繰り返し再生が出来、高い耐久性を有します。
 2.精密なろ過が低圧で高速に行えます。
 3.水、油、薬液、粉塵のろ過に活用します。
     又、高温・高圧・高濃度の過酷な条件にも
     対応できます。
 4.小型で省力、省資源型のフィルターです。
   (生産コストの大幅な削減に繋がります)
 5.従来と比べ、メンテナス作業が著しく簡単です。
 6.フィルター自体が産廃物になりません。
   (ランニングコストが非常に安価となります)
 7.超高性能ストレーナーとしての利用が可能です。
      (有化物のろ過による回収に力を発揮します。)

≪ 取得特許 第182317号・第3124901号・
第3394490号・第4551647号・第4774223号・
第5385647号・第5435702号・第6695542号≫

今後の展開

 モノベ式ばねフィルターは自立洗浄機能を具備し、メンテ作業が極少でかつ、半永久寿命であるため運用コストが極めて安価です。一般的なフィルターと異なり使用後廃棄物とならず高温、高圧、高濁度の水や油、薬液やガス類等あらゆるろ過テーマに耐用出来ます。技術面でも環境面でも有為な特異性が認定されております。この成果を基盤に市場の開拓を目指していますが、通常のろ過装置(プラント)は殆どの企業で既に設備は完備しており、残るは従来技術では困難な課題ばかりであり、これを解決するためには受注から納入まで多くの労力を費やする事で苦慮しております。
近時この問題の脱却を目指して、ばね式フィルターの物理的ろ過技術を基軸に量子科学研究機構との共同研究で開発した放射線グラフト重合溶存金属吸着パウダーの技術を活用して、従来のろ過技術では不可能であったイオン化金属の吸着除去及び回収(ホウ素、ヒ素、鉛、六価クロム、シアン、レアメタル類等)の吸着材開発に勤しんでいます。この技術の実用化はろ過業界において重大な発明事項であり、これらの有毒・有用溶存金属の除去や回収に苦慮している世界の多くの企業へ与えるインパクトは計り知れず正に夢の技術と考えております。現在ばね式フィルターの物理的ろ過にこの化学的ろ過を融合した技術の実用化は正に目前にあり、この技術の早期の活用により現在のばね式フィルターろ過事業を更に開花させたいと考えております。

 当社の新開発フィルター2本、ものづくりの研究開発支援事業等の活用により完成した「大型の新ばね式フィルター」と、高温・高圧・耐薬品類、耐用の 特殊な「樹脂製フィルター」が、TV WBS・BS朝日放送・チバテレビ、日経ビジネスや読売新聞・日刊工業新聞・朝日新聞・月報新聞はつめい・戦略的基盤技術高度化支援事業研究開発事例集・発明と生活・夢ちば・マネージメントスクエア・少年少女の科学雑誌『ちゃぐりん』等に取り上げられ大きな反響が得られました。
この機運をばねに、環境浄化の世界的な世論の高まりに乗り、新開発した両フィルターの《活用分野開拓》を目指しております。高温腐食性ガス中の粉 塵除去や高腐食液、強アルカリ液のろ過、また原油中や製油内の異物除去が簡便にできる等、今までのフィルターでは対応が難しかった問題に対処する特殊な フィルターの供給に力点を置き、独自の商品力を築き上げようとしています。