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第14回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者決定

▼受賞者決定 ▼ビジネスプラン概要

■[ベンチャー・カップCHIBA]とは・・・

 千葉市発の将来性ある新たなビジネスの創出を目指して、(公財)千葉市産業振興財団が、平成14年度から中小・ベンチャー企業支援の一環として実施しているビジネスプランコンテストです。事業者、創業者から新規性・独創性に富み実現性のある事業プランや技術を公募し、優秀なものには賞金を授与するとともに、当財団の各種支援事業を積極的に活用して事業化を促進します。

今年度のベンチャー・カップCHIBAは、「一般部門」、「学生部門」の2部門により実施しました。

 平成27年11月18日、第14回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会が開催され、株式会社ドリームインキュベータ 代表取締役社長 山川隆義 氏の基調講演、学生部門グランプリ受賞者の発表の後、一般部門の1次審査(書類審査)および2次審査(プレゼンテーションと質疑応答)を勝ち抜いたファイナリスト5社がベンチャーキャピタル、銀行、証券会社をはじめとする来場者127名に対してプレゼンテーションを行いました。

 審査の結果、一般部門グランプリには、株式会社BAN-ZI(代表取締役 宮原万治氏)が選ばれ、当財団理事長より表彰の楯と副賞50万円が授与されました。

第14回『ベンチャー・カップCHIBA』 受賞者
第14回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者

『会場風景』
『会場風景』 
『基調講演』株式会社ドリームインキュベータ 代表取締役社長 山川 隆義 氏
『基調講演』
株式会社ドリームインキュベータ
代表取締役社長 山川 隆義 氏

第14回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会 審査結果

※敬称略
企業名・代表者名ビジネスプラン名所在地等
《一般部門》
グランプリ
(副賞50万円)
株式会社BAN-ZI
代表取締役 宮原 万治
環境配慮型の錆転換塗料「サビキラーPRO」の拡販・普及 千葉市花見川区三角町118
TEL:043-307-3339
http://www.ban-zi.jp/
準グランプリ並びにソーシャルビジネス賞
(副賞30万円)
アイスマップ有限会社
代表取締役社長 伊藤 一男
触感による視覚障害者用腕時計の開発及び拡販 千葉県八街市八街ほ252-3-105
TEL:043-312-1352
http://www.ismap.co.jp/
優秀賞
(副賞10万円)
株式会社協同工芸社
代表取締役 箕輪 晃
立体筆文字等、精細な形状をした新たなデザインの発光看板の開発 千葉市美浜区新港152
TEL:043-242-1675
http://www.kyodokogei.co.jp/
株式会社ハニック・ホワイトラボ
代表取締役 浦井 薫子
虫歯・歯周病及び口腔感染症の予防効果を伴った歯のコーティング剤の開発と商品化 東京都千代田区一番町13-6-1505
千葉市中央区亥鼻1-8-15
千葉大亥鼻イノベーションプラザ(事業所)
TEL:03-3556-5710
http://www.hanic.co.jp/
株式会社MPS
代表取締役 高橋 善則
熱フィラメントCVD法による大面積気相合成ダイヤモンドの量産化と装置販売 千葉市花見川区三角町46-2
TEL:043-259-5185
http://www.mpstudio.jp/
《学生部門》
グランプリ 国立大学法人
千葉大学医学部 田中 顕
ゲノム価値創造データベースの開発

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[一般部門]

ビジネスプラン概要

◆グランプリ(副賞50万円)

株式会社BAN-ZI 代表取締役 宮原 万治

『環境配慮型の錆転換塗料『サビキラーPRO』の拡販・普及』

代表取締役 宮原 万治 錆の上に直接塗装するだけで強力な錆の進行を止めると共に塗装もできる画期的な塗料。酸化が進行する「赤錆」を酸化が進まない状態の「黒錆」に変える。これにより錆の再発を防止する。一般的に錆びた鉄を塗装するには、塗装前に錆を落とす「ケレン」とよばれる作業が必要で、これに時間や人手、コストがかかっている。しかし、同製品はこのケレン作業を大幅に軽減でき、工期やコストで大きなメリットがある。

 さらに環境面では、完全水性塗料のため環境負荷が小さい。溶剤系特有の臭いや可燃性などの問題もなく安全に使用、保管できる。塗装性能は高く亜鉛メッキの上にも塗装できるほか湿った鉄部にも塗装可能。また、通常は水性塗料の上に溶剤系塗料を使用すると水性塗料膜が剥離する「チヂレ」といったトラブルが発生するが、同製品は独自の顔料の配合により強溶性の塗料も上塗りが可能である。

 この多機能性画期的塗料で全国シェアの拡大を図り、海外進出の実現の準備を進めている。サビキラープロが世界中の人の役に立ち、必要とされる塗料として確立するよう努めている。

◆準グランプリ並びにソーシャルビジネス賞(副賞30万円)

アイスマップ有限会社 代表取締役社長 伊藤 一男

『触感による視覚障害者用腕時計の開発及び拡販』

代表取締役社長 伊藤 一男 触感(振動)による視覚障害者用腕時計、触感時計“Tac-Touch(タック・タッチ)を開発し、本年6月28日より販売を開始した。全国には31.5万人の視覚障害者がいて、そのうち重度(ほぼ全盲)の視覚障害者は19.6万人いる。視覚障害者にとって腕時計は晴眼者同様に日常生活、特に外出時には欠かせない生活必需品であるが、現状国産のものは時刻を音声で読み上げる“音声式”、指で直接時計の針を触る“触読式”それぞれ2種類ずつしか販売されていない。音声式は電車、バスなどの公共の乗り物、仕事上の会議の場では使用できず、触読式は点字同様針の位置を分単位で把握するのはかなり難しいという操作上の欠点がある。

2年前視覚障害(全盲)の社長と出会ったのがきっかけで、バーチャルリアリティで培った触感(振動)を用いた視覚障害者用腕時計の試作開発を始め、本年3月末に試作が完了した。5月21日にプレスリリースし6月28日から販売を開始した。価格は13,824円(税込)と現状の音声式より安く、触読式とは同程度以下とした。また、機能面では時刻提示に加え、アラーム、タイマー機能もあり、音声式、触読式より機能面でも優る。

販売ルートは、視覚障害者へのサポートを重視し、視覚障害者の生活支援機器の開発、販売、サポートを事業としている(株)ラビットを1次代理店とし日本点字図書館などを2次代理店として販売をしている。視覚障害者は情報弱者でもあるので如何に情報を届けるかが重要であり、本人以上に家族、友人、知人にも情報を伝えるため、新聞記事、新聞広告、視覚障害者関連福祉団体への情報告知、視覚障害者向け展示会へ出展を積極的に実施している。5年間で重度視覚障害者19.6万人の30% 6万台の販売を見込み、3-4年後には海外への進出を計画している。

◆優秀賞(副賞10万円)

株式会社協同工芸社 代表取締役 箕輪 晃

『立体筆文字等、精細な形状をした新たなデザインの発光看板の開発』

代表取締役 箕輪 晃■アクリルと金属の融合を図り、高精度・高技術の3Dシステムによる設計やレーザー加工およびレーザー溶接技術等を駆使し、微細加工した装飾性の高いデザイン・立体筆文字等の精細な形状をした発光文字のデザインを考案し、従来にない斬新なデザインの看板製作を企図するものである。
 従来から、技術革新により顧客の求める新しいデザインや性能の向上に取り組んできているが、今回は、千葉大学との共同研究により、さらに技術を進化させ、精密な技術を要する新たなデザイン開発に取り組むものである。具体的内容を以下に示す。
  ①立体筆文字の新たなデザインの考案
  ②底板となる薄いスチール板へ微細加工技術を駆使し絵抜き加工
  ③上面部アクリル板への高精度の象嵌技術
  ④内蔵したLEDの発光効果をさらに追及し、斬新なデザインの看板での光源として適切な機能の発揮

■「スチールと金属の融合による新しいデザイン」また外国人の求める“和”を表現した「立体筆文字発光看板」を施すことで、“和”の心・雰囲気を求める訪日外国人への対応能力を向上させる。
本件技術は、複雑なデザインへの応用が可能であり、発展性が大である。

株式会社ハニック・ホワイトラボ 代表取締役 浦井 薫子

『虫歯・歯周病及び口腔感染症の予防効果を伴った歯のコーティング剤の開発と商品化』

代表取締役 浦井 薫子 現在、歯の化粧品として販売中の弊社の歯のコーティング剤の成分に、虫歯・歯周病予防効果があることが日本大学松戸歯学部との共同研究で判明した。さらに、昨春、東京薬科大学薬学部との基礎実験では、口腔内の炎症予防にも期待される結果となったことから、今般、千葉大学薬学部並びに同真菌医学研究センターと共同で、口腔感染症の有用性についても研究・基礎実験を進めていくこととなった。

 弊社は、様々な活用が期待されるこの歯のコーティング剤を産学連携による共同開発と効果実証を積み重ね、将来的には医薬品(口腔薬剤)としての商品化を目標としているが、本ビジネスプランでは、まずその先駆けとして、従来の歯を白く見せる効果に、虫歯・歯周病予防や口腔感染症予防効果をプラスした、新しい歯のコーティング剤を販売することを目指すものである。

 予防商品にもなる新しい歯のコーティング剤の誕生は業界初である。特に、高齢者の認知症対策として、おしゃれをすることが有効と言われているが、当商品が実現すれば、“おしゃれをしながら口腔ケアができる”画期的な商品となるであろう。勿論、高齢者のみならず、老若男女と幅広い層が使用できる、汎用性の高いものである。

株式会社MPS 代表取締役 高橋 善則

『熱フィラメントCVD法による大面積気相合成ダイヤモンドの量産化と装置販売』

代表取締役 高橋 善則 弊社は創立当初から気相合成ダイヤモンドの工業化を目指してきました。
 弊社が採用している方式は熱フィラメントCVDと呼ばれる方法で、減圧した容器に水素とメタンを導入し、2000℃程度の温度に加熱したフィラメントに接触させることによりダイヤモンドを作る方法である。この方法はダイヤモンドの生成速度は遅いものの、大きな面積にダイヤモンドを作ることができることが特長である。このダイヤモンドを作る時に原料にホウ素を入れることにより、ダイヤモンドに導電性を持たせることができる。

 導電性ダイヤモンドは、優れた化学的安定性と、使用できる電圧範囲の広さから従来の電極材料ではできなかったような電気分解に使用できることが期待されている。また、微量物質や生体物質を感度良く計測できるセンサー材料としても応用範囲が広いと言われている。

 弊社は、数年前から導電性ダイヤモンドを安定的に作ることに成功し、大手家電メーカーや電子部品メーカーに高い評価をいただいている。また、工具向けの大型ダイヤモンド製造装置もすでに3台の納入実績をもっている。

 弊社のビジネスプランは、この導電性ダイヤモンドを量産化すると共に、ダイヤモンドの気相合成装置の販売を行っていくというもので、3年後にはダイヤモンド電極と製造装置を合わせて1億円の売上を目指す。

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[学生部門]

ビジネスプラン概要

◆グランプリ

田中 顕 [国立大学法人千葉大学医学部]vc_chiba14_img09

『ゲノム価値創造データベースの開発』




・ビジネスモデル
 PanGenesysは、Gene Expression Omnibus(GEO)という米国国立生物工学情報センター(NCBI)が提供する公的医学情報データベース上の実験生データを独自解析し、コンピュータデータ解析を苦手する研究者に対しても、分かりやすく使いやすいグラフィカルユーザーインターフェースを提供し、様々なデータマイニング解析(クラスタリング解析・因子分析・対応分析など)を行えるデータベースプラットフォームを開発する。開発したデータベースをウェブ上で公開し、世界中のゲノム研究者達にこのウェブサイトへのアクセスライセンスを販売する事業を行う。当事業により、世界中のゲノム研究者や製薬会社が、過去に他の誰かによって行われた実験と同じ実験をする必要がなくなるため、研究開発の不効率を解消することができ、人類の医学研究のスピードを上げることが出来る。さらに本データベースは、「ビッグデータ解析をゲノム解析に応用」した世界でも数少ない解析であり、従来は発見されていなかった機能未知な遺伝子の生命機能発見や、様々な多疾患との関連性の発見など、これまでの医学研究の手法では生み出すことが難しい成果も生み出すことができる。

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第14回『ベンチャー・カップCHIBA』にご協力をいただきました審査委員の皆様(敬称略)

《一般部門》
○第1次審査及び第2次審査を担当
株式会社日本政策金融公庫 千葉支店
国民生活事業 融資第二課長
:石川 智章
JFEテクノリサーチ(株)
ソリューション本部(千葉) 本部長
:坂田 敬
有限責任監査法人トーマツ千葉事務所
パートナー 公認会計士
:佐々田 博信
株式会社千葉銀行 執行役員 法人営業部 部長 :佐立 成信
株式会社ジャフコ 投資部
開発投資一グループ プリンシパル
:出水 秀剛
千葉信用金庫 常勤理事 地域推進部 部長 :西田 憲司
公益財団法人千葉市産業振興財団 常務理事 :宮野 清
千葉工業大学 情報科学部情報工学科 准教授 :山口 智
野村證券株式会社 千葉支店 支店長 :渡辺 信一
○第2次審査及び発表会での審査を担当
丸金印刷株式会社 代表取締役社長 :川合 榮子
公益財団法人千葉市産業振興財団 理事長 :北村 彰英
千葉商工会議所 常務理事 :河野 功
ファソテック・ホールディングス株式会社 相談役 :長見 茂
国立大学法人千葉大学 特任教授・名誉教授
スマートグリーンイノベーション研究拠点長
:吉川 明彦
《学生部門》
○第1次審査及び第2次審査を担当
国立大学法人千葉大学 学術研究推進機構 
産業連携研究推進ステーション 特任准教授
:片桐 大輔
国立大学法人千葉大学 学術研究推進機構 
産業連携研究推進ステーション 名誉教授
:北村 孝司
株式会社エイピス 代表取締役 :田中 政吉
株式会社トライワープ 代表取締役 :虎岩 雅明
株式会社キーテック 代表取締役社長 :平賀 祐二
○第2次審査会のみを担当
公益財団法人千葉市産業振興財団
コーディネーター
:北野 孝志
公益財団法人千葉市産業振興財団
コーディネーター
:下田 由美

来場者数

発表会:127人  交流会:80人

共催・協賛・後援団体

【主催】

公益財団法人千葉市産業振興財団

【共催】

ベンチャークラブちば、千葉大学経済人倶楽部「絆」

【協賛】

株式会社千葉銀行、コラボ産学官千葉支部(事務局:千葉信用金庫)

【後援】

経済産業省関東経済産業局、千葉県、千葉市、千葉商工会議所、千葉産業人クラブ、千葉県経済同友会、千葉大学、千葉工業大学、東京情報大学、千葉経済大学、淑徳大学、株式会社日本政策金融公庫千葉支店、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構千葉支部千葉職業能力開発促進センター、千葉県信用保証協会、公益財団法人千葉県産業振興センター、一般社団法人千葉県商工会議所連合会、千葉県商工会連合会、 千葉県中小企業団体中央会、一般社団法人千葉県発明協会、 公益社団法人千葉県情報サービス産業協会、公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金、JFEテクノリサーチ株式会社、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)千葉貿易情報センター

【協力】

公益社団法人経済同友会

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