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第9回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者決定

▼受賞者決定 ▼各企業のプラン概要

■[ベンチャー・カップCHIBA]とは・・・

(財)千葉市産業振興財団が千葉市経済の発展に寄与することを目的に将来性のある企業を創出するために、平成14年度から開催している事業で、事業者、創業者から新規性・独創性に富み実現性のある事業プランや技術を公募し、優秀なものには賞金を授与するとともに、当財団の各種支援事業を積極的に活用して事業化を促進します。

平成22年11月17日、第9回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会"が開催され、34件の応募企業から第1次審査(書類審査)および第2次審査(プレゼンテーションと質疑応答)を勝ち抜いた5社がプレゼンテーションを行いました。
会場には、ベンチャーキャピタル、銀行、証券会社をはじめとして、各種企業等の関係者185人が、投資先やビジネスパートナーを求めて集まりました。
審査の結果、グランプリには田村 裕氏が選ばれ、当財団理事長より表彰の楯と副賞50万円が授与されました。

第9回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真

第9回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会 審査結果

企業名・代表者名ビジネスプラン名所在地等
グランプリ 田村 裕 難治性疾患治療・希少疾病治療に有用な医療創薬 千葉市中央区亥鼻1-8-15-401
TEL:043-224-6837
準グランプリ 株式会社BB STONE
デザイン心理学研究所
代表取締役 日比野 好恵
日本初デザイン心理学を応用したデザインコンサルティング~高齢者に住みよい社会へ~ 東京都中央区神田錦町1-2
官報神田錦町ビル2F
TEL:03-5843-9114
http://www.bbstonedpu.com/
優秀賞
副賞:10万円
株式会社デリシャス・ハーツ
代表取締役 田口 美恵子
メタボ対策に有効な甘藷若葉(すいおう入り)米粉パンを商品化し、冷凍で流通させる事業 千葉市若葉区桜木6-19-75
TEL:043-214-0308
株式会社プロテイン・エクスプレス
代表取締役 大滝 義博
新規蛍光免疫測定法を活用した診断測定システム開発支援事業ならびに製造事業 千葉市中央区亥鼻1-8-15
TEL:043-202-5755
http://www.proteinexpress.co.jp/
株式会社MPS
代表取締役 高橋 善則
電子ビーム溶接と液圧成型を利用した安価で軽量な熱交換パネルの開発と事業化 千葉市花見川区三角町46-2
TEL:043-259-5185
http://www.mpstudio.jp/
※敬称略

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各企業のプラン概要

◆グランプリ(副賞50万円)

田村 裕

『難治性疾患治療・希少疾病治療に有用な医療創薬』

田村 裕本事業は、「論理的創薬システム」による"テクノロジー型(ローリスク・ローリターンで売り上げ時期が早い、コンピュータ・シミュレーションを用いた受託研究開発事業)"で経営基盤の安定化を図りながら、医薬品開発を行う"プロダクト型(ハイリスク・ハイリターンだが売り上げ発生時期が遅い創薬事業)"で業務を拡充する"ハイブリッド型"での経営を計画しています。
「論理的創薬システム」に関しては、スーパーコンピュータを商業利用した「医薬品の分子設計」に関する受託ビジネスを確立し、試験的に受託研究開発を行っています。
また、「センチネルリンパ節同定用薬」は、平成23年度より千葉大病院臨床試験部と医師主導型臨床治験を準備中であり、国内の製薬会社とのライセンス契約等に関する交渉を進めております。
さらに、生物製剤・ペプチド分子標的薬に関しては、「医薬品の製造管理及び品質管理に関する基準」に適合した医療創薬システムを準備中であり、平成24年度より千葉大病院臨床試験部と医師主導型臨床治験を開始し、国内外の製薬企業とライセンス契約等のビジネスを展開する予定です。

◆準グランプリ(副賞30万円)

株式会社BB STONE デザイン心理学研究所 代表取締役 日比野 好恵

『日本初デザイン心理学を応用したデザインコンサルティング~高齢者に住みよい社会へ~』

代表取締役 日比野 好恵【デザインの数値化による新デザイン戦略】デザインを考えることは人間を理解すること・・・これがデザイン心理学の概念です。
20年にわたる実験心理学という学術研究の積み重ねと、千葉大学伝統の工業意匠がこの日本初の技術を生みました。今まで曖昧だったデザインの使いやすさ・安全性・印象、文字の見易さを知覚実験により数値化・客観的に判断。
アンケートやアイカメラなどの従来の評価ではなし得なかった、デザインを科学することに成功。安全を求める消費者、高齢者の生活の向上、差別化を求める企業のニーズに応えます。
弊社の技術は安全安心な社会の実現、そして新たな市場を生みます。
1)SAFETYデザイン~医療・食品表示・施設誘導表示など命を守るデザイン
2)サービスデザイン~高齢者のハンディキャップをサポートするデザイン。
3)新マーケティング手法としてのデザイン心理学~広告印象評価、企業ロゴ印象評価、デジタルサイネージコンテンツ提案、売れるパッケージデザイン

◆優秀賞(副賞10万円)

株式会社デリシャス・ハーツ 代表取締役 田口 美恵子

『メタボ対策に有効な甘藷若葉(すいおう入り)米粉パンを商品化し、冷凍で流通させる事業』

代表取締役 田口 美恵子私どもは、ある米粉パン製造販売業者が製パン工場のラインで大量にパンを製造する事業のお手伝いをしました。
米粉パンの特性としては小麦のパンに比べると約10%カロリーが低く、保水性もあるので腹もちが良く血糖値が上がりにくいという特性が分かりました。
私どもはすいおう分科会(すいおうを広める目的)のメンバーとなっており、すいおうパウダーを入れた料理の開発を行っておりました。すいおうには様々な機能がございますが、血糖値抑制作用、血圧上昇抑制作用、肝脂肪蓄積抑制作用に着目し米粉パンにすいおうを入れるとメタボリック対策に有効な商品が生まれるというアイデアに至りました。
私どもはおいしいものが人を幸せにするという会社の経営方針に従い、機能もともかくおいしさにこだわり加水並びにミキシングのやり方を試行錯誤のうえ、ようやくおいしさに関しても、目標ラインまで到達することができました。この商品を製パン工場のラインに乗せ(試作は済んでおります)、ひとりでも多くの方に召し上がっていただくのが私どもの夢でございます。

株式会社プロテイン・エクスプレス 代表取締役 大滝 義博

『新規蛍光免疫測定法を活用した診断測定システム開発支援事業ならびに製造事業』

代表取締役 大滝 義博各種診断マーカーを高感度に検出する免疫診断法の重要性は高まっています。しかし、従来の酵素免疫測定は測定に時間と手間を要する等の問題がありました。我々は最近、これらの問題を潜在的に解決しうる、簡便迅速高感度な免疫測定素子(Q-bodyと呼ぶ)の構築原理を見出しました。
本事業は、Q-body原理に基づく、
1)測定キット作製の受託事業(委託者よりの依頼により抗体の取得、Q-bodyの構築、高親和化Q-bodyの構築を行う。)
2)測定キットの合成販売
3)簡便診断デバイスの開発による体外診断、ベッドサイドモニタリング、環境関連物質測定への販路拡大を行うものです。

株式会社MPS 代表取締役 高橋 善則

『電子ビーム溶接と液圧成型を利用した安価で軽量な熱交換パネルの開発と事業化』

代表取締役 高橋 善則熱交換器は温度の高い物から低い物に熱を移動させる機器であり、広い分野に用いられています。今後も熱の有効利用などのニーズに基づき、さらに幅広く用いられるでしょう。
化学工業、食品工業、環境分野等に使用されるパネル型の熱交換器は様々な方法で作られていますが、従来の製造方法では製品の重量、材料の選択肢、設計の自由度に問題があります。
本事業はこの熱交換パネルを電子ビーム溶接と液圧成形で作る新しい方法を開発し、供給することを目的とします。新熱交換パネルは、重ねた薄い金属板を電子ビーム溶接によってミシンで縫い付けるように溶接し、残った空間に液体で圧力をかけることにより膨らませて成形します。
この方法によると、アーク溶接に比べて10倍以上の速度で溶接ができる上、成形には型を使うことが不要なため自由な形状を安価に作ることができます。新熱交換器は自社で製造すると共に他社への技術供与も行い、電子ビーム溶接機の拡販を図ることも本事業の目的です。

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第9回『ベンチャーカップCHIBA』ビジネスプラン発表会 講評

写真: 吉川 明彦 氏審査委員
千葉大学 大学院工学研究科 教授 吉川 明彦 氏

審査委員長の吉川と申します。
私自身大学におりまして、ベンチャーカップのように起業されてこれから大きく発展させるということに対して適切なコメントを述べる立場ではございませんが、自分自身が様々なところに申請したり、あるいは審査することも多いので、そういう立場から少しお話させていただきたいと思います。
まず今日まで34社のご提案があって、その中から8社に絞られ、そのあと本日の5社が選ばれ、本日グランプリ、準グランプリ、優秀賞が決定したという流れになっております。今日の発表をご覧いただいてもわかりますように、大変素晴らしい発表で、年々良くなっているというのが印象でございます。
ご自分の商品であるとか、あるいは開発するターゲットあるいは手法等を、今日もいくつかありましたが、キャッチコピーのように簡単に、というか単純に説明することが非常に重要かなというふうに思いました。例えば安心安全であるとか、グリーンイノベーションであるとか、そういうような処に踏み込んで、それから更にキャッチコピーをつけていくということで、非常にうまく説明ができるようになるのだと思います。
私の個人的な印象で優秀賞のほうからちょっとお話させていただきますと、最初に発表がありましたデリシャスハーツさんですね。米粉パンをすいおう入りで作るということで、バックグラウンドに波奈グループさんがあって、私も時々とんかつを食べに行ったりして、とてもおいしいなと思っておりまして、そういうところからお客様を喜ばす、楽しくご飯を食べてもらって、ということが良く伝わってまいりました。非常にプレゼンテーションも良かったと思います。一つ私のほうから言わせてもらいますね。「おいしさは」というのがなかなか出てこなかったのが残念でした。最後のほうで、蓄積したノウハウがあり、これがおいしさの秘訣ですということでお話がありましたが、やはりおいしいかおいしくないかというのが大前提ですので、例えばとんかつですと、それをまず味見してですね、おいしいなと思えばやっぱり次も食べたくなるので、その辺を少しアピールする、あるいは表現してやっていくといいかなと思いました。私が個人的に疑問に思ったのは何故冷凍なのかということです。たぶん大量生産するためだと思ったのですけれども、冷凍でないものも作っていく検討をされたらよいと思います。また、最初にも申しましたが、おいしさを表現するキャッチコピーで売り出していくことも重要かと思います。そして、他社がですね、すいおうと米粉を入れてパンを作って参入するんじゃないかという不安がありましたが、非常にノウハウがあると伺ったのでそれは安心しました。もっと売れる商品になると思います。第二次の審査のときにどなたかおっしゃっていたんですけれども、米をたくさん使うということは非常に重要だということで、千葉県、千葉市、それから日本の活性化のためにたくさん売って、全国展開していただきたいと思います。
次ですが、プロテインエクスプレスさん、二つ目の優秀賞の方で、技術力が高く、もうなにも申し上げることはない状況かなということで、どんどんその技術を生かし、展開していっていただきたいというふうに思っております。ちょっと簡単な感じがしますが時間的なもので失礼します。
それから、MPSさんです。私自身も真空装置、超高真空を使っており、部屋に何台も設置しておりまして、電子ビームなどいろんなものも使っています。いわゆるものづくり産業ですが、非常に大変だと思います。是非ものづくりでがんばって成功していただきたいなと。そういう意味ではこの、ベンチャーキャピタルの方々がどんどん支援していただければありがたいと思います。
それから、準グランプリのBB STONE デザイン心理学研究所の日比野さんですね。今日は申し分のないプレゼンで、プレゼンテーション大賞を差し上げたいと思います。デザインを定量化するということについて、どういう指標があるのかということを出していただくと、私個人は、もっとわかりやすいと思いました。事業については、どういった形で表現しているかはあるとしても、いろんな会社でも同じようなことをやっていると思います。その違いが私個人には少し見えにくかったので、そこをさらに具体化すれば、グランプリに繋がったのではないかと思います。 それから、グランプリの田村さんですが、私は前から存じ上げております。他の方は会社名なのですけれども、会社の名前がまだないので、この審査結果表のトップに書いてあるのですが、お名前が書いてあるんですね。一応私亥鼻山医学研究所ということで田村さんがおっしゃられたので、それを使ったのですけれども、ぜひ、今後会社名をつけて法人化を目指していただきたいなと思います。田村さんの事業は非常に高い意識に基づいて高い人格性をもってこの事業を展開しようとされています。やることも大きいですし、波及効果も大きいです。皆さんが必要とされているものを、まさに果敢に挑戦していこうという感じなんですね。でもわたくし、今日のプレゼンテーションを聞いた範囲ではそれが少し不足していたかなと。やはり、お忙しいのだろうなと思いました。お忙しいのはですね、個人でやっていて、何から何まですべてやっているので、そういう点では、法人化を目指しですね、ベンチャーキャピタルの方のご支援をいただいて、早期に立ち上げ、大きくしていっていただきたいなというふうに思っております。
少し長くなりましたけれども、千葉市でベンチャーカップを9回目ということで、非常に良い提案がたくさん出されております。それで、ベンチャークラブ千葉会長の中山さんもお話されておりましたけれども、地域で特徴ある技術を開発して、広くグローバルに展開することが本当に重要です。私も結構外国に行くんですけれども、日本の産業というのはグローバル性に欠けているように思います。今までと同じような感じでですね、例えば現在は少し違いますが、携帯電話のように、日本だけで売っていればいいというような感覚でなくて、世界中に売っていかなければならない。この辺の、いつまでも日本はトップだ、そんなに思っていない方もいると思うんですが、そういった間違った記憶が、まだ心の底に残っているんですね。
我々学説の分野でもそうなんです。技術の分野はトップであると。だけどそれは非常に大きな誤解で、もちろん欧米もそうですしあるいはアジア圏でも非常に台頭してきているわけですので、それを忘れないでいていただきたいと思います。本当に、地域の技術をどんどん深めて、グローバルに展開する。それで、今日のグランプリ、準グランプリ、優秀賞の方々のこういう栄えある受賞された方々を中心にぴしっとしてですね、千葉市の活性化、あるいは千葉県、それから日本。本当に日本を元気にしていただきたいなと思っておりますので、どうぞ今後とも受賞者の方々のますますのご活躍を念じております。簡単ですが、ご挨拶とさせていただきます。

第9回『ベンチャー・カップCHIBA』にご協力をいただきました
審査委員・準備委員の皆様

○第1次審査及び第2次審査を担当
千葉工業大学 社会システム科学部
プロジェクトマネジメント学科 教授
:五百井 俊宏
JFEテクノリサーチ(株)
常務取締役
:大村 雅紀
野村證券(株)千葉支店 企業金融課長 :金井 英男
トーマツベンチャーサポート(株)
取締役
:野崎 茂男
(株)ジャフコ 開発投資運用本部
開発投資運用一部長
:宮本 茂
千葉大学 産学連携・知的財産機構
産学連携統括推進部長 大学院工学研究科 教授
:渡部 武弘
(財)千葉市産業振興財団 常務理事 :山田 義明
○第2次審査及び発表会での審査を担当
丸金印刷(株) 代表取締役社長 :川合 榮子
千葉商工会議所 会頭 :千葉 滋胤
(株)ファソテック 代表取締役社長 :長見 茂
公認会計士前原事務所 代表 :前原 東二
千葉大学 大学院工学研究科 教授 :吉川 明彦
(財)千葉市産業振興財団 理事長 :早川 公司
(敬称略)

来場者数

発表会:185人  交流会:121人

共催・後援団体

【主催】

(財)千葉市産業振興財団

【共催】

ベンチャークラブちば

【後援】

関東経済産業局、千葉県、千葉市、千葉商工会議所、千葉産業人クラブ、千葉大学、千葉工業大学、東京情報大学、千葉経済大学、淑徳大学、(株)日本政策金融公庫千葉支店国民生活事業、(独)雇用・能力開発機構千葉センター、千葉県信用保証協会、(財)千葉県産業振興センター、(社)千葉県商工会議所連合会、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、(社)発明協会千葉県支部、(社)千葉県情報サービス産業協会、(公財)ひまわりベンチャー育成基金、JFEテクノリサーチ(株)、日本貿易振興機構(JETRO)千葉貿易情報センター

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