アイデアコンペ事業

戻る

第8回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者決定

▼受賞者決定 ▼各企業のプラン概要

■[ベンチャー・カップCHIBA]とは・・・

(財)千葉市産業振興財団が千葉市経済の発展に寄与することを目的に将来性のある企業を創出するために、平成14年度から開催している事業で、事業者、創業者から新規性・独創性に富み実現性のある事業プランや技術を公募し、優秀なものには賞金を授与するとともに、当財団の各種支援事業を積極的に活用して事業化を促進します。

平成21年10月28日、第8回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会が開催され、45件の応募企業から第1次審査(書類審査)および第2次審査(プレゼンテーションと質疑応答)を勝ち抜いた5社がプレゼンテーションを行いました。
会場には、ベンチャーキャピタル、銀行、証券会社をはじめとして、各種企業等の関係者193人が、投資先やビジネスパートナーを求めて集まりました。
審査の結果、グランプリには株式会社イー・メディカル千葉(代表取締役社長 木下富士美)が選ばれ、当財団理事長より表彰の楯と副賞100万円が授与されました。

第8回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真1  第8回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真2

第8回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会 審査結果

企業名・代表者名ビジネスプラン名所在地等
グランプリ
副賞:100万円
株式会社イー・メディカル千葉
代表取締役社長: 木下 富士美
高度先進医療検査画像の遠隔読影診断支援事業 千葉市中央区富士見2-7-5
富士見ハイネスビル10階
TEL:043-224-7268
優秀賞
副賞:10万円
株式会社キーペックス
代表取締役: 齊藤 宏
異業種コラボ店舗運営による不動産活用ビジネス 千葉市若葉区西都賀1-20-1
TEL:043-206-8686
http://www.hello-keepex.jp/
株式会社エーベルス
代表取締役社長: 伊藤 徳家
最重要漢方植物「甘草」の千葉市での国産化事業 千葉市中央区中央4-5-1
きぼーる14階 No.1
TEL:043-225-3075
バイオメディカル研究所
所長: 宮崎 功
デングウイルスの感染と、ウイルス血清型判定が同時に出来る安価で、簡便、迅速な検査キットの開発、販売 神奈川県横浜市泉区和泉町3984-9
TEL:045-801-3026
※敬称略

PAGE TOP

各企業のプラン概要

◆グランプリ(副賞100万円)

株式会社イー・メディカル千葉 代表取締役社長 木下 富士美

『高度先進医療検査画像の遠隔読影診断支援事業』

代表取締役社長 木下 富士美本事業は放射線画像、X線検査、CT、MRI画像や、放射性医薬品(RI)を使った核医学(PETを含む)等、すべての画像診断画像について放射線専門医による読影レポートを提供するサービスです。高いレベルでセキュリティが確保された高速回線を経由して高精細画像をDICOMで送信頂くと、放射線科専門医が作成したクオリティの高い読影レポートをデジタル情報で提供します。また、すべての放射線診療に対するシステム化や医療被ばくの防護、放射線影響などに関するご質問、医療系IT技術関係者へのサポートも行っています。これらのことを通して、放射線画像診断技術の向上を図るとともに、おいては地域医療における放射線画像診断の正確性、迅速性を通じて、全ての患者様の利益に繋がることを願っております。少しでも患者様や医療機関の方々のお役にたてれば幸いであると考えております。

◆優秀賞(副賞10万円)

株式会社キーペックス 代表取締役 齊藤 宏

『異業種コラボ店舗運営による不動産活用ビジネス』

代表取締役 齊藤 宏活用度の低い遊休不動産を賃借し、屋内型レンタル収納スペース(トランクルーム)と郊外型大型コインランドリーを併設した異業種コラボ店舗を自社直営で運営することにより、街の活性化を図りたいと考えます。また、立地等の条件によりトランクルームをコアとした異業種他社とのコラボ店舗展開も計画し、将来的には当社仲介による投資家所有店舗の運営管理受託も行う計画です。自社直営店舗運営する点が不動産業界のサブリース事業とは異なります。当社独自の管理体制により清潔で安全性の高い快適な店づくりを行っています。

株式会社エーベルス 代表取締役社長 伊藤 徳家

『最重要漢方植物「甘草」の千葉市での国産化事業』

代表取締役社長 伊藤 徳家漢方薬処方70%に配合されている最も大切な薬用植物「甘草」は、実はその全量を海外からの輸入に頼っています。本事業では独自の「筒栽培法」を用いることで甘草の事業ベースでの国産化を千葉県内で行います。また、根茎利用薬用植物としては初めの試みとなる「完全制御型植物工場」での栽培も並行して実施し、より早くより多いカンゾウ収穫を達成します。
筒栽培、植物工場栽培共に一般の農業に比べて軽労働であるため、地域のシルバー人材などを十分活用して進めます。
得られたカンゾウは、医薬品原料、お茶などの健康食品やお菓子、甘味料などの食品添加物、さらには女性ホルモン活性を活用する新たな化粧品として製品化し、製薬企業、食品企業、化粧品企業などへ販売します。また、雑誌やネット通販ルートでの自社販売も行います。

バイオメディカル研究所 所長 宮崎 功

『デングウイルスの感染と、ウイルス血清型判定が同時に出来る安価で、簡便、迅速な検査キットの開発、販売』

所長 宮崎 功本事業は、熱帯・亜熱帯地域で感染が拡大しているデングウイルス感染症に対し、発症直後から検査でき、且つ4種類あるデングウイルスの血清型を同時判別できる検査キットを開発し、販売を行うものです。
本検査キットの特徴は、(1)抗原抗体反応を利用したイムノクロマト法で安価で簡便迅速に検査を行うことが出来ます。(2)ウイルス抗原を検出することで発症直後から検査出来ます。(3)4種類あるデングウイルスの血清型が感染判別と同時に判別出来ます。(4)既存検査キットの殆ど全ては採血後、血清を 分離する必要がありますが、本キットでは必要とせず、採血血液をそのまま使用することが出来ます。
この様な特徴を合わせ持つ検査キットにより、従来と比べると検査費用は1/10以下に、検査時間は1/40以下に大幅に縮小/短縮でき、早期検査の実施でデングウイルス感染症の拡大防止・予防と死亡者の低減が行えるようなります。

PAGE TOP

第8回『ベンチャーカップCHIBA』ビジネスプラン発表会 講評

写真: 吉川 明彦 氏審査委員
千葉大学 大学院工学研究科 教授 吉川 明彦 氏

私自身講評をするような立場では本当はないんですけれども、授賞のお祝い、励まし、そういういう気持ちで、あるいは個人的に気がついた点など、そういう立場で、講評とさせていただきたいと思います。

まず優秀者の方からいきたいと思います。株式会社キーペックスさん、齊藤さんですね。
私はベストプレゼンテーション賞を個人的にはあげたいなと。大変上手く、新規性には少し欠けているんじゃないかというのが審査員の方のご意見ですが、コラボレ―ションを行うことで、様々な展開が可能です。私、大学にいることもございまして、マーケティングからリスクまで、非常に綿密で論理的に展開されていて、これは凄い、これは何をやっても上手くいく人ではないかなという風に思いました。ですので、今回優秀賞ということで、ますます頑張ってやっていただきたいと思います。
このビジネスは、比較的地域性は無いとは言いながらも、皆様ご存じのように、街の中を歩きますと、シャッターが閉まっているところが非常に多く、なんらかの形でシャッターを開けてもらいたいと強く個人的には思っております。そういう点で、今回のコインランドリーと収納庫、トランクルーム以外でもコラボレーションを行うことで、例えばガソリンスタンドなどが考えられますが、色々とアイディアを募ると、街中のシャッターを開けることに繋がるということで、私は感心いたしました。プレゼンテーション大変よかったと思います。

それから次の優秀賞、株式会社エーベルスさん、伊藤さんですね。
伊藤さんは薬学がご専門ということですが、甘草という漢方薬に注目してこれからビジネスを展開して行こうということに、非常に多くの委員の方が感心されていたと思います。
私の個人的な印象でございますが、甘草の栽培や、屋内で人工光を使用することについて、千葉大学も計画もございますが、やはり専門家の方と提携、連携してやった方がうまくいくと思います。これは時間もかかるのですけれども、私は化学専門ではないのですが、普通の実験ですと、様々な条件を変えていって、その条件をフィードバックして進めていくのですが、化学あるいは薬品の世界では様々な条件を並列で同時に行う方式を取ります。この甘草の栽培も、やはり早くやらないといけないし、時間がかかるのでこういった方式をとるのもいいのではないかと思いますし、今回お越しの皆さんからご支援をいただいて効率よくやっていくのが成功の道じゃないかという風に思いました。

それから、バイオメディカル研究所、宮崎さんです。
私も毎年ブラジルに行っており、つい先日もリオデジャネイロ、サンパウロに行ってまいりまして、黄熱病とかの予防注射を先に受けたりしたのですが、たぶんデング熱というのも新聞で知った方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの方は知らないんじゃないかと思います。私個人としては、どうしてデング熱の検査キットをやるのかなと少し思いました。
ご提案の特徴は抗原検出にありますが、これについては二次審査でもそういうご質問があって、このやり方は非常にいいという風に多くの方が感じられたと思います。
それで次の展開ですが、私はこの分野全然分かりませんけれども、この製品は輸出するのが主になりますが、ご自身もおっしゃっていたように、比較的貧困な発展途上国がターゲットになると思います。そうすると、ビジネス展開をする上で、混乱性も若干あるから、この抗原検出の手法を、ご自身でもアイディアをお持ちだと思いますが、何か国内でも使えるように展開できれば、もう少し身近に感じられて、事業性も高くなると思った次第です。

最後、グランプリの株式会社イー・メディカルさんです。
遠隔で高度な画像、医療画像を診断するということで、これから非常に成長が期待されていますが、需要も多く見込まれ、我々にとって、最新の医療を受けることのできる可能性があるということだと思います。
今回のご提案については、非常に高い有用性があるという風に他の審査員の方もお感じになったと思います。
個人の気持ちというか希望ですが、例えばX線画像診断を見ながら、ダイレクトで診断結果がその場で出るようなスキームができれば、更によいなと。検査をしてまた別の日に診断結果を聞きにくるという方は多くいらっしゃると思いますが、重症でない患者さんはいいんですけれど、こういった流れは患者さんの負担になることだと思います。医師が、患者さんを診て、その人物から何か情報を得たいと考えた時に、膨大なデータ処理にはなると思いますが、そういった情報が複合的に即座に医師に伝えられるといったシステムが今後開発されていってほしいなと思うところです。
それからプレゼンでございますが、ご提案の事業の必要性や背景など非常にわかりやすくご説明いただきました。差別化という点では、他社との比較データをお示しいただきましたが、1か所か2か所程度でほとんど違っていないように見受けられましたので、そういうような所はもう少しわかりやすくデータでお示しいただければよろしいかと思います。 今回の15分という短い時間の中で考えますと、詳細に説明いただくことはなかなか難しいことだとは思いますが、もうちょっとお見せいただくと更によかったのではないかと思います。

以上が私の個人的な印象でございますけれども、大学の研究でも全く同じなのですが、パッション、情熱で、会社があるいは事業が動いていくと思うんです。そういった意味で、今日は皆様の将来性が期待できる発表を聞いて私も大変嬉しく思いました。
今日の新聞を拝見しますと、経済的に底は打ち、全体では上向きかなというような評価も出ておりましたけれども、今日ですね、グランプリ、準グランプリ、それから優秀賞を受賞されました方々はますます頑張られて、どんどん成長していってしていただきたいなと思います。
皆さん大変お疲れさまでした。

第8回『ベンチャー・カップCHIBA』にご協力をいただきました
審査委員・準備委員の皆様

○第1次審査及び第2次審査を担当
三菱UFJキャピタル(株)
執行役員 投資第1部担当
:市田 正昭
(株)ジャフコ 第四投資本部
投資運用一部長
:大関 均
(株)千葉銀行 執行役員 営業開発部長 :坂間 好展
トーマツベンチャーサポート(株)
取締役
:野崎 茂男
野村證券(株)千葉支店 支店長 :松田 晃和
千葉大学 産学連携・知的財産機構
産学連携統括推進部長 大学院工学研究科 教授
:渡部 武弘
千葉工業大学 工学部 教授 :渡邉 勉
(財)千葉市産業振興財団 副理事長 :早川 公司
○第2次審査及び発表会での審査を担当
丸金印刷(株) 代表取締役社長 :川合 榮子
プロサイド(株) 代表取締役社長 :椎名 堯慶
千葉商工会議所 会頭 :千葉 滋胤
公認会計士前原事務所 代表 :前原 東二
千葉大学 大学院工学研究科 教授 :吉川 明彦
(財)千葉市産業振興財団 理事長 :齋藤 義夫
(敬称略)

来場者数

発表会:193人  交流会:138人

共催・後援団体

【共催】

ベンチャークラブちば

【後援】

関東経済産業局、千葉県、千葉市、千葉商工会議所、千葉産業人クラブ、千葉大学、千葉工業大学、東京情報大学、千葉経済大学、淑徳大学、(株)日本政策金融公庫千葉支店、(独)雇用・能力開発機構千葉センター、千葉県信用保証協会、(財)千葉県産業振興センター、(社)千葉県商工会議所連合会、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、(社)発明協会千葉県支部、(社)千葉県情報サービス産業協会、(財)ひまわりベンチャー育成基金、JFEテクノリサーチ(株)、日本貿易振興機構(JETRO)千葉貿易情報センター

PAGE TOP