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第7回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者決定

▼受賞者決定 ▼各企業のプラン概要

■[ベンチャー・カップCHIBA]とは・・・

(財)千葉市産業振興財団が千葉市経済の発展に寄与することを目的に将来性のある企業を創出するために、平成14年度から開催している事業で、事業者、創業者から新規性・独自性に富み実現性のある事業プランや技術を公募し、優秀なものには賞金を授与するとともに、当財団の各種支援事業を積極的に活用して事業化を促進します。

平成20年10月22日、"第7回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会"が開催され、27件の応募企業から第1次審査(書類審査)及び第2次審査(プレゼンテーションと質疑応答)を勝ち抜いた5社がプレゼンテーションを行いました。
会場には、ベンチャーキャピタル、銀行、証券会社をはじめとして、各種企業等の関係者186人が、投資先やビジネスパートナーを求めて集まりました。
審査の結果、グランプリにはソーラーシリコンテクノロジー株式会社(代表取締役社長 手塚博文)が選ばれ、当財団理事長より表彰の楯と副賞100万円が授与されました。

第7回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真1  第7回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真2

第7回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会 審査結果

企業名・代表者名ビジネスプラン名所在地等
グランプリ
副賞:100万円
ソーラーシリコンテクノロジー株式会社
代表取締役社長: 手塚 博文
SST法による安価で高品質の太陽電池用シリコン原料の開発と量産化 千葉市中央区富士見2-9-13
WTC千葉富士見ビル6F
TEL:043-308-8032
優秀賞
副賞:10万円
株式会社栄和紙器
代表取締役社長: 加藤 弘
食の安全性の確保と輸送費及びCO2節減を実現するプラスチック製輸送カートの事業化 千葉市緑区誉田町2-9
TEL:043-291-5525
http://www.eiwaltd.jp/
セルジェンテック株式会社
代表取締役社長: 麻生 雅是
自家移植によるヒト脂肪細胞を用いた遺伝子細胞医薬品の開発 東京都千代田区神田小川町2-1
シンコー・ミュージックプラザ8F
(研究拠点:千葉大亥鼻イノベーションプラザ)
TEL:03-3291-8260
http://cellgentech.com/
株式会社ジーウェイブ
代表取締役社長: 吉田 善幸
オープンソースソフトウェアによる公共施設予約システムの構築・保守運用事業 千葉市美浜区中瀬2-6
WBGマリブイースト15F
TEL:043-297-0633
http://www.ziwave.com/
ワークスネット株式会社
代表取締役: 大槻博茂
障害者に就業の機会を提供、発注企業にはCSRに貢献する機会を提供し、自らも社会に貢献する事業 千葉市美浜区中瀬2-6
WBGマリブイースト16F
TEL:043-297-3391
http://www.e-worksnet.co.jp/
※敬称略

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各企業のプラン概要

ソーラーシリコンテクノロジー株式会社 代表取締役社長 手塚 博文

『SST法による安価で高品質の太陽電池用シリコン原料の開発と量産化』

代表取締役社長 手塚 博文地球温暖化問題、環境問題の関心の高まりによって、太陽電池マーケットが急激に伸び、シリコン原料不足が深刻化しており、安くて、高品質のシリコン原料が待ち望まれています。当社は、従来のシーメンス法と比べ、1/4の設備費で太陽電池用シリコン原料を製造する技術を確立しました。また、シーメンス法は副生成物が大量に発生しますが、当社のSST法は完全なクローズドシステムであり、副生成物が発生しないことも特徴です。

株式会社栄和紙器 代表取締役社長 加藤 弘

『食の安全性の確保と輸送費及びCO2削減を実現するプラスチック製輸送カートの事業化』

代表取締役社長 加藤 弘鶏卵の生産農家からスーパーまでの経路には大別して2種類の輸送具が使用されています。生産農家からGPセンターまでの部分を「原卵ラック」、GPセンターから販売拠点(スーパー等)までの部分を「出荷用ラック」と称します。原卵ラックの特徴は、生産農家から一度に大量の原卵(4,320個)を輸送し、1台あたり約281kgの重量物の輸送となります。次に、出荷用ラックの特徴は、スーパーにパック詰めされた卵を輸送し、そのまま販売用の陳列装置となります。従来の装置は全て鉄製品です。今回の製品は「食の安全性を求める」目的の農水プロジェクトとして「鶏卵トレーサビリティシステム」が旭市の北総養鶏組合で実施されることとなりました。このシステムで利用されるRFIDはデータ読み取り時に鉄製品では電波障害が発生し利用できません。更に、鉄製品では「錆び」の問題から「食の安全性を求める」目的にも外れるとの判断がでました。「錆びない」「RFIDで電波障害が発生しない」装置が求められ、プラスチック製品化することで解決しました。この製品は鶏卵だけでなく生鮮食品の輸送分野、一般企業の運搬用什器へ提供をします。物流会社(日本郵政、日通、ヤマト、佐川等)の鉄製カート、スーパー等のショッピングカート、空港等の旅客向け荷物搬送カート等が代表的なものとして挙げられます。

セルジェンテック株式会社 代表取締役社長 麻生 雅是

『自家移植によるヒト脂肪細胞を用いた遺伝子細胞医薬品の開発』

代表取締役社長 麻生 雅是本プログラムは、千葉大学医学研究院細胞治療学の齋藤康教授(現 千葉大学長)の発明によるものであります。
対象患者は先天的遺伝子欠損によって生命活動に必要な酵素や蛋白を産生することができない方や、後天的に酵素や蛋白を産生することができなくなった方(例えば糖尿病等)を対象にしております。
治療法は、患者から皮下脂肪を取り出し、ヒト脂肪細胞を単離・培養した後、当該患者が必要とする酵素や蛋白を作り出す遺伝子を、レトロウイルスベクターを用いてヒト前脂肪細胞に導入し、その細胞を患者の体内(皮下脂肪内)に戻すものです。当社はその「遺伝子導入脂肪細胞」を医薬品として開発しています。
当社の技術は「ヒト脂肪細胞に遺伝子を導入して患者が必要とする酵素や蛋白を産生させる」プラットフォーム技術であり、導入する遺伝子を変えることによって様々な疾患に対応が可能です。

株式会社ジーウェイブ 代表取締役社長 吉田 善幸

『オープンソースソフトウェアによる公共施設予約システムの構築・保守運用事業』

代表取締役社長 吉田 善幸政府・自治体では、特定ベンダによる高コスト体質からの脱却のため、入札制度改革に積極的に取り組んでいます。その一環として、特定ベンダ製品に依存しないオープンなシステム環境を志向する動きが加速しています。
この流れを先取りし、オープンソースソフトウェアのみを活用した公共施設予約システムを我が国で初めて、大手ベンダおよび自治体と共同で開発しました。ここで開発した公共施設予約システムもオープンソース化を実施しました。このシステムを普及させるため、全国の自治体および地域のITベンダに無償で公開するためのオープンコミュニティを開設し、技術サポートを実施していきます。
現在、施設予約システムの普及率は約30%であり、低コストでのシステム提供により、この普及率を急速に拡大できる可能性があります。また、SaaS方式におけるサービス提供も本年度実施予定です。
本システムは現在までに、2自治体(市川市、日野市)での導入実績があります。

ワークスネット株式会社 代表取締役 大槻 博茂

『障害者に就業の機会を提供、発注企業にはCSRに貢献する機会を提供し、自らも社会に貢献する事業』

代表取締役 大槻 博茂1.インターネットの利用できる環境があれば、場所と時間の制約を受けないデータ入力作業が出来ます。この仕組みは通勤が困難で在宅や福祉施設で就業を望んでいる障害者にとって有効な手段であります。提供する入力システムはスキャンした入力用原票の画像(イメージ)を、インターネットを介して在宅入力者のパソコンに配信し、表示された画面の内容をキー入力し、入力作業量に見合った報酬が作業者に支払われる仕組みです。この仕組みでは個人情報保護の観点から、入力原票を項目毎に細分化して入力者に分割配信され、配信された入力データは特別な意味をなさないため個人情報漏えいの防止が実現されます。
2.保険会社には事故や契約内容の変更など契約者との文書のやり取りが大量にある。封書の開封、スキャニング、お知らせはがきの印刷、シーリングなどの業務を障害者と健常者が連携して品質・納期・コストの面で発注企業から満足が得られる仕組みを構築新事業としました。これにより、データ入力事業に限らず障害者の対象業務の領域が拡大し、事業収入の増加が実現できました。(今年8月から)
3.企業が求めるスキルを有した障害者は都市部においてすでに就職しつくしている状況です。障害者雇用率の未達成の企業に対し新事業"障害者雇用率改善支援"の提案活動に着手し好反応を得ています。即ち、就職を希望する障害者の斡旋、採用された障害者に対し障害者対応熟練者による教育・職業訓練、就労支援のように採用⇒教育⇒配属⇒補充と一貫した雇用支援プログラムを提供し、さらに就労場所・設備の賃貸なども行います。この事業には障害者の集団により雇用企業の業務を実行することにより、低いといわれている障害者の就労定着率の向上を図るという狙いもあります。

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第7回『ベンチャーカップCHIBA』ビジネスプラン発表会 講評

審査委員
千葉大学 大学院工学研究科 教授 吉川 明彦 氏

講評と言いますより個人的な印象といいましょうか感想レベルの話になってしまうと思いますが御容赦願いたいと思います。
まずはソーラーシリコンテクノロジーさん、グランプリ大変おめでとうございます。その他の、栄和紙器さん、セルジェンテックさん、ジーウェイブさん、ワークスネットさん、優秀賞ということでございますが、2位と同じでございますので準グランプリということですね。大変おめでとうございます。

少し印象を述べさせていただきますが、まず栄和紙器さんでございますけれど、まあ皆さん大変今日プレゼンテ―ションが上手な中で、私は特に上手だったかなと、プレゼンテーション大賞を差し上げたいと思う位上手だったと思います。それで、比較的単純な構造のものに対してアイディアを与えてそれを事業化しているということですが、私が心配しますのは、日本というのは”まね”の文化で、こういった構造であると”まね”がしやすいようなものなので、それを避けるという意味で特許を十分に活用していただいて、オリジナリティーを発揮していただき展開してもらえればと思います。プレゼンテーションに関して、題名を拝見いたしまして、「食の安全性の確保と輸送費の削減」であったのですが、今日見ますとまた工夫があって、「食の安全性とCO2削減を実現したSafety-Ecoカート」と、ちょっと気をてらうような気がしないでもないですが、色々アイディアを盛り込んでいただいたことに対しまして非常に好感を持ちました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

それからセルジェンテックさん、これはうちの学長のアイディアをやっていただいているということですが、創薬というものは実は非常に時間がかかるものでして、ここは非常に社会的影響も大きいですから、ある程度時間がかかるのはしょうがないですけれども、ベンチャーとして結構やりにくい側面を持ったものだと思います。それで、私にとっては夢のような薬ができるなと、糖尿病など現代病の中で非常に期待の多い薬であるということで色々展開できる事業だと思います。時間的な事がらに注意されながら頑張ってやっていただきたいと思います。話はそれますが、去年のグランプリが五十嵐さん、アミンファーマという会社ですが、こちらは脳梗塞の判定ということで私も近いうちにお世話になるんじゃないかなと思いながら、こちらも今後非常に期待の大きい創薬事業です。一つだけお願いしたいのはですね、創薬は事業が軌道に乗れば利益が上がりやすいものです。非常に利益が大きいものなので、あまり儲けないで安価で広く普及させていただきたいと思うところです。

次はジーウェイブさんですね。オープンソースを使ってやるということで、アイディアを盛られて具体的にもう展開しているということですが、若干ですね私が気になった点を申しあげますと、申し訳ございませんが、少しNTTに頼りすぎというか、ベンチャーと聞いた時に独自で頑張るのが大変な世界ですし、市川市だとか千葉県だとかそういうなかなか受け入れにくい自治体向けということで、安心安全がですね変な意味で安心安全を期待する組織でございますので、そういった意味でも大変な状況だと思いますけれども、独自の展開を見せていただく方が私は有難いなと思いました。

それからワークスネットさんですね。障害者の雇用促進ということで自らも社会貢献をするということで高い志を持ってやっておられるわけでありますが、実際、企業の中で、障害者の雇用率はいくつかということで法律で決めてあるにもかかわらず、なかなかそれが進んでいない状況の中で、具体的な提案をされておられて非常に意義のある仕事だと思います。一方、障害者の方への給料がちょっと少ないかなと、現状がものすごく悪い状況ですからそれに比べると今後飛躍的に改善されるかもわかりませんが、金額をみますと、やはりそれだけでは生活が出来ないレベルであるのは事実なので、例えば音声認識であるとか、コストがかかるものですので、既製のものとかを使うとかすればコストを抑え給料に上乗せできるようになるかもわかりません。そういう事もふまえて、益々展開していただけると有難いなと思います。

それから、今回全体的に非常にプレゼンテ―ションが上手でしてですね、安心安全、豊かな生活、豊かな社会というテーマに関連するものが多かったように思いますが、その中で、ソーラーシリコンテクノロジーさん、太陽電池でまさに電気を発生するということですね。私も実は、吉川太陽電池発電所が、事業所なんですけれども、3.4キロワットのものを自宅の屋根に乗っけています。環境調和、低炭素ということで直接役に立つような熱だと思います。

世の中ですね、太陽電池はものすごく必要です。私自身結構外国に行くことが多くて、例えば、よくテレビとかに出て来るんですけれど、アラスカに行くとですね、何万年前の氷河がものすごく崩壊しています。よくご存じだと思いますが、特にここ1,2年は話題が頻繁に出ます。たぶんこれには石油問題があったんですね。皆さんが非常に身近な問題として、急に関心を持ち始めたのもあると思います。 その中で高い生産性、電力消費コスト3分の1、あるいは4分の1ということですから、世の中で太陽電池の原料はもう圧倒的に不足しておる状況で、将来性が非常に高いものです。そういった意味で、ある意味で約束されている。だけれども大手のところも入りやすい、すでにもう入っているという現状はありますが、事業展開で実は従業員がですね、最初の申請書の段階で49名、今日の手元を見たならば57名になっていますけれど、先ほどのお話ですと60名ということで、どんどん成長しているなというのが目に見えております。ですが、世の中はもっと早くやらないとまずいかもしれない。そういう点では、今日おこしのベンチャーカップ参加者の皆さんからも是非ご支援いただきたいと、私からもお願いしたいと思います。
それで、最後のご挨拶に非常に熱い心を感じたのですけれども、これパンフレットで、写真は砂漠ですね。私、15年程前JICAの専門家でアルジェリアに1か月程いたこともあるのですが、この会社の、共生と創造、思いがことをなすという非常に熱い心をうたっておりまして、私も魅せられたといいましょうか、こういう気持ちでやるのが仕事、あるいはこの気持ちで太陽電池を世の中に普及させていく、あるいは先ほどからご紹介ございますように、ドイツに抜かれてしまっている現状があるわけで、日本はこれからどんどん海外進出をやっていく必要があります。その中で是非頑張ってやっていただきたいと思います。

ちょっと支離滅裂な講評的なものになりましたけれども、今日はプレゼンテーションを拝聴いたしまして、私自身も大変楽しく過ごしました。これから益々ご発展されることを祈念致しまして私の講評にかえさせていただきます。

第7回『ベンチャー・カップCHIBA』にご協力をいただきました
審査委員・準備委員の皆様

○第1次審査及び第2次審査を担当
(株)ジャフコ 第四投資本部
投資運用一部長
:大関 均
野村證券(株)千葉支店 支店長 :久保田 光男
千葉産業人クラブ 副理事長・事務局長 :縄岡 正英
トーマツベンチャーサポート(株)
取締役
:野崎 茂男
(株)千葉銀行 執行役員 営業開発部長 :丸島 新七
オリックス・キャピタル(株)
投資営業一部
:山川 貢太
千葉大学 産学連携・知的財産機構
産学連携統括推進部長 大学院工学研究科 教授
:渡部 武弘
千葉工業大学 工学部 教授 :渡邉 勉
(財)千葉市産業振興財団 副理事長 :鈴木 啓司
○第2次審査及び発表会での審査を担当
丸金印刷(株) 代表取締役社長 :川合 榮子
プロサイド(株) 代表取締役社長 :椎名 堯慶
千葉商工会議所 会頭 :千葉 滋胤
公認会計士前原事務所 代表 :前原 東二
千葉大学 大学院工学研究科 教授 :吉川 明彦
(財)千葉市産業振興財団 理事長 :浅井 法久
(敬称略)

共催・後援団体

【共催】

ベンチャークラブちば

【後援】

関東経済産業局、千葉県、千葉市、千葉商工会議所、千葉産業人クラブ、千葉大学、千葉工業大学、東京情報大学、千葉経済大学、淑徳大学、(株)日本政策金融公庫千葉支店、(独)雇用・能力開発機構千葉センター、千葉県信用保証協会、(財)千葉県産業振興センター、(社)千葉県商工会議所連合会、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、(社)発明協会千葉県支部、(社)千葉県情報サービス産業協会、(財)ひまわりベンチャー育成基金、JFEテクノリサーチ(株)

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