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第2回『ベンチャー・カップCHIBA』受賞者決定

▼受賞者決定 ▼グランプリ受賞企業インタビュー ▼ビジネスプラン発表会 講評

去る10月16日、“第2回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会”が市内のホテルで開催され、21の応募企業から第1次審査(書類審査)および第2次審査(プレゼンテーションと質疑応答)を勝ち抜いた5社がプレゼンテーションを行いました。
会場には、ベンチャーキャピタル、銀行、証券会社をはじめとして、各種企業等の関係者185人が、投資先やビジネスパートナーを求めて集まりました。
発表会での審査の結果、グランプリには株式会社デジオス(千葉市中央区、代表取締役 道下亮一)が選ばれ、当財団理事長の島田行信より表彰の楯と副賞100万円が授与されました。

■[ベンチャー・カップCHIBA]とは・・・

千葉市から将来性のある企業を創出するために、(財)千葉市産業振興財団が平成14年度から開催している事業で、事業者、創業者の独創的な事業プランや技術を公募し、優秀なものには賞金を授与するとともに、当財団の各種支援事業により事業化を図ります。
平成15年度は、応募資格を、原則として創業前、または創業後5年以内の成長段階の企業としています。

第2回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真1  第2回『ベンチャー・カップCHIBA』 写真2

第2回『ベンチャー・カップCHIBA』ビジネスプラン発表会 審査結果

企業名・代表者名ビジネスプラン名所在地等
グランプリ
副賞:100万円
株式会社デジオス
道下 亮一
Windows2000/XP対応IGESデータ検証・修正ツール“PrismWorksBZ”シリーズ開発プロジェクト 〒260-0015
千葉市中央区富士見2丁目7番5号富士見ハイネスビル10階
TEL:043-202-8310
http://www.digios.co.jp/
優秀賞
副賞:10万円
アイスマップ有限会社
代表取締役社長:伊藤 一男
大学発特許を活用した共有型3次元ディスプレイ装置の拡販事業 〒260-0015
千葉市中央区富士見2丁目7番5号富士見ハイネスビル10階
TEL:043-224-0779
http://www.ismap.co.jp/
株式会社ゲームランドジャパン
代表取締役社長:山口 ピータ
遊べる! 広がる! マイレージランド 〒103-0004
東京都中央区東日本橋2丁目1号6番東日本橋藤和ビル7階
TEL:03-5823-0717
http://www.missing.co.jp/
株式会社高速技研(現:高速技研)
代表取締役:新庄 敏男
PAT(Performance Acceleration Technologies)関連特許の活用技術によるIT産業の変革及びITによる企業経営のルネッサンス事業 〒261-0004
千葉市美浜区高洲3丁目10番1号サンフラワービレッジ稲毛海岸5階
TEL:043-270-5710
http://www.kousokuya.co.jp
ジャパン・インフォメーション・テクノロジー株式会社
代表取締役:石崎 利和
データベースの暗号複号技術の研究開発 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3丁目10番地3号松晃ビル5階
TEL:03-3511-8971
http://www.jit-g.co.jp
※敬称略

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第2回『ベンチャー・カップCHIBA』グランプリ受賞企業インタビュー

株式会社デジオス

「感動する技術を提供したい」
3次元CADデータ検証・修正ツール“Prism Works BZ”シリーズ開発プロジェクト

■~金型産業の現状~

写真: 道下社長
「感動の技術を提供したい」と語る道下社長
日本の製造業の衰退が叫ばれて久しい昨今、小規模事業者が全体の約90%を占める金型製造業界では、コスト競争力のある中国を中心としたアジア諸国との競争にさらされ、少人数でも対抗できる業務のシステム化を中心とした、生き残りのためのさまざまな策が求められています。
しかしながら、現在世の中にあるCAD/CAMシステムは、全ての分野に対応したフルスペックのシステムとなっており、非常に高価で、操作が複雑なため、多くの中小金型メーカーはそれらのシステムを導入できない現状があります。また、さまざまなCADデータが混在するため、CAMとの互換性が悪く、その変換誤差の修正に莫大な時間と費用がかかっています。

■~今回のプロジェクトについて~

当社が開発した3次元CADデータ検証・修正ツール“Prism Works BZ”は、独自の技術により、IGESファイルを利用して3次元データに含まれる不具合箇所を瞬時に検出し、また、その不具合の形状を確認しながらデータの修正が行えるツールです。
初心者の方でも簡単に操作が行えるように、ヘルプ機能も備えており、誰でも簡単に操作が出来て、しかも28万円という低価格な製品を実現しました。

■~創業のきっかけ~

創業の動機は、日立造船情報システム (株) で研究員として勤務していた時期にさかのぼります。当時、会社からの命で、一から大規模なシステム開発を任されまして、何も無いところから製品を生み出した経験から、独立して、もっと自由に、もっと楽しい感動する製品を開発したいと思ったことがきっかけでした。
この10月で創業してちょうど4年になりますが、さまざまな方々のご支援に支えられ、3次元CAD/CAMシステムの受託開発を中心に事業活動を進めて、その間、本来の夢であった今回のプロジェクトであるPrism Works BZの開発に取り組んできました。

■~今後のデジオスの展開~

いよいよ11月からは、IGES専用のデータチェッカーとして、本格的に販売活動を始める予定ですが、平成16年5月には、チェック・修正、データの書き出しが行えるフルスペックのソフトを発表する予定です。また、併せて、製品の信頼性を常に高めるよう、金型メーカーに積極的に意見を伺いながら、改良を重ねるつもりです。
当面は、当社が得意とする金型業界に絞った事業活動でシェア獲得を目指しますが、3次元CADの分野は、今後、医療分野や地図情報の分野などでも役に立つ技術だと考えていますので、数年後には、さまざまな分野で事業活動を行っていきたいと考えています。

■DATA

会社名 株式会社デジオス
所在地 千葉市中央区富士見2-7-5 富士見ハイネスビル10階
代表取締役 道下 亮一
設立 1999年10月
資本金 1000万円
事業内容 3次元CADシステムの開発・販売
TEL 043-202-8310
FAX 043-202-8311
URL http://www.digios.co.jp
E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください

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第2回『ベンチャーカップCHIBA』ビジネスプラン発表会 講評

写真: 伊藤 潔 氏審査委員代表
千葉産業人クラブ会長 伊藤 潔 氏

大変僣越ですが、審査委員を代表して講評を行いたいと思います。

第2回『ベンチャー・カップCHIBA』の審査については、第1次審査では事業の評価ということで、新規性、独創性あるいは市場性、その技術の実現性というものを中心に評価し、第2次審査と発表会では、加えて、経営者の評価という項目を入れまして、経営者として如何にビジネスをうまくやっていくか、マネージメント能力をどのように発揮するか、そのためにどれだけの意欲・熱意を持っておられるか、それらを発表の言動から評価するということを行いました。その結果、“株式会社デジオス”がグランプリということになりました。

各社個別に申し上げますと、“株式会社デジオス”の場合は、コスト競争力がありマーケティング次第では安定した収益をもたらす製品であります。しかし、現在想定しているマーケットは規模が小さいことから、これをさらに拡大していく必要があるのではないかと思われます。さらに、競合製品との差別化、技術のPRが非常に大事になりますので、“デジオス”の技術が採用されるような提案をしてゆくことが必要かと思われます。
“アイスマップ有限会社”は、国際特許の事業化という点、経営者が既にバーチャルリアリティ分野に長年携わってきた点が強みで、特に医療分野への展開が注目に値します。ただし、大学発想のシーズ的アイデアであり、3Dの市場性に関しては、今後さらに深い用途開発が必要と思われます。技術的には高いものを感じますが、今回のプレゼンテーションでは、社会に普及する速度と必要性についての説明がもう一押し必要ではないかと思われます。
“株式会社ゲームランドジャパン”は、オンラインゲームの商品力について、さらに具体的な説明が必要ではないかと思われます。最後はゲームコンテンツの“力”が重要になって来るでしょう。“ゲームを利用した広告システム”は目の付けどころが良く、ネットゲームは、今後、拡大の方向で、実現性は高いと思われるので、これをどのように具体的ビジネス展開に結びつけるかが重要になります。
“株式会社高速技研”は、今回のプレゼンテーションでは営業面、実現性にやや課題があると感じられますが、新規性・市場性については極めて高いものがあると評価いたします。技術的には非常に高いのですが、特定アプリケーションに絞り込んだ販売計画の検討、あるいは、市場性の高い商品とのマッチングといったものが具体的に提案される必要があるのではないかと思われます。
“ジャパン・インフォメーション・テクノロジー株式会社”ですが、保有情報のセキュリティー確保は、企業としては大変重要な経営課題であり、タイミングが大変良く、他のセキュリティー商品との製品レベルでのアライアンス、または、共同マーケティング等がうまく機能した際には、大きな成長が望めるのではないかと思います。ただ、販売ターゲットの絞り込みとインターフェイス部分を含めたセキュリティー確保の提案をもっと検討し、そして、どのように普及させるかを検討したほうが良いと思われます。

総じて申し上げますと、ベンチャービジネスが成功するには、高い技術力、あるいは、市場ニーズに富んだ商品、そういうものが提供されれば必ず成功するかというと、私共はそうは思っておりません。それ以上に必要なのは、経営者の意欲、あるいは、経営者がどうやってビジネスを成長させ他社に負けない強力なものにするかという活動が重要であると考えます。したがって、今日のようなプレゼンテーションの場面は、ベンチャーキャピタリストを確保するには絶好のチャンスであります。
そういうチャンスに、もっと自分の良さ、他社と比較して具体的にどのくらい良いのか、そういったことをアピールしないと、キャピタリストはお金を出してくれないのではないかと思います。最終審査でもそのような意見が非常に多くありました。高い技術、あるいは、良い商品はもちろん必要ですし、それを支えるための資金も必要です。その資金を得るためにも、やっぱり経営者としての意欲、それをもっと表現して、聞いておられる方が短時間でも良くわかるプレゼンテーションを心掛けてい ただくよう、皆さんに是非お願いしたいと思います。“デジオス”がグランプリになったというのは、そういうことも背景にあるということをご理解いただいて、今後、是非頑張って欲しいと期待しております。

本日は長時間ありがとうございました。

第2回『ベンチャー・カップCHIBA』にご協力をいただきました
審査委員・準備委員の皆様

○審査委員会委員
(第2次審査及び発表会での審査を担当)
千葉産業人クラブ会長 :伊藤 潔
プロサイド(株) 代表取締役社長 :椎名 堯慶
(財)千葉市産業振興財団理事長 :島田 行信
ベンチャークラブちば会長 :千葉 滋胤
前原事務所代表 :前原 東二
千葉大学工学部教授 :吉川 明彦
○準備委員会委員
(1次審査及び第2次審査を担当)
千葉産業人クラブ副理事長事務局長 :井水 治博
(財) 千葉市産業振興財団副理事長 :太田 宏
(株) ジャフコ第二投資グループ投資四チーム :高原 陽一
オリックス・キャピタル (株)
投資営業部マネージャー
:戸松 広介
トーマツベンチャーサポート (株) 執行役員 :野崎 茂男
千葉大学共同研究推進センター
産学連携コーディネーター
:野崎 努
(株)千葉銀行法人部長 :長谷川行雄
野村證券(株) 千葉支店支店長 :柚木原正啓
(氏名あいうえお順、敬称略)

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